「HONDA VTZ250」&「HONDA NS50F」 旅するTOMOYAのホームページです。 |
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移行中のため、お見苦しい点すいません。。。 |
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特 徴1.制御電圧は、約15Vと約16Vの2つ。
通常は、ヘッドライトという大きな負荷に電力を供給しているため、
ジェネレータの電圧は降下する。そのため、サイリスタ1個で電圧を約15Vに制御出来る。
しかし、ヘッドライトを消灯すると、サイリスタ1個では制御しきれない。
その時は、補助的なサイリスタが作動して、電圧を約16Vに制御する。
サイリスタが作動するという事は、そこで発熱が発生するという事。
しかし、これを最小限にすることにより発熱を軽減。
ヒートシンクの小型化を実現している。また、高めの制御電圧も、発熱軽減に役立っている。
2.低損失レクチファイア
例えば、アイドリング時に、ヘッドライト、ウインカー、ストップランプなどを点灯させてみよう。
この時、ジェネレータの電圧は降下するので、レギュレータは作動しない。
しかし、レギュレータ/レクチファは、かなりの温度になるまで発熱する。
これは、レクチファイア部分による発熱である。
通常、レクチファイア部分は、シリコンダイオード6個で構成されるが、
電圧降下が大きいため、ここでの発熱も大きい。
そこで、今回は、ショットキーバリアダイオードを使用。
発熱を約1/2に低減した。これも、ヒートシンクの小型化に貢献する。
3.2系統レクチファイア
レクチファイア部分での発熱が大きい事が分かると、
これを他にもっていけば・・・という発想が生まれる。これが、2系統レクチファイア。
ヘッドライト、ウインカー、ストップランプなどは、基本的にバッテリーを経由する必要がないので、
レギュ/レクチを経由しない別系統で点灯させる。
これが、2系統レクチファイア
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ヒートシンクの裏に、 |
大容量電解コンデンサで平滑。 |
回路図
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パワー回路 |
制御回路 |
内部 |
参 考
よく、こんな記述を見かける。
「エンジンの回転数が上がるにつれて、ジェネレータの出力が上がる。
バッテリーの電圧を一定に保つため、レギュレータ内のサイリスタで、
ジェネレータを短絡。過剰な電力を、すべて熱に変える・・・」
残念ながら、完全な正解とは言えない。サイリスタで短絡する事により、
ジェネレータの出力自体を低下させるというのが正解。
もちろんサイリスタは発熱もしているが。ジェネレータには、コイルが使われている事と、
その周辺を磁石が回っている事を考えると、この意味が理解出来る。
例
アイドリング(1,300rpm)時に、ヘッドライト約60Wを点灯すると、
レギュレータ無しで、ちょうどよい電圧。しかし、消灯するとレギュレータ必要。
通常、こんな感じである。という事は、アイドリング時の過剰電力は約60W。
世間一般説によると、もし13,000rpmで走行した場合、過剰電力は、60[W]×13,000/1,300=600[W]。
100W半田ごて 6本分。相当熱いなぁ〜(>_<) 基盤の半田が融けるのでは?
600[W]/12[V]=50[A] なんと、ヘッドライト10個分。
ちょっとあり得ない話ですね。